ビジネスリスクの高まりに備える

安倍元首相が奈良市で参議院選挙の遊説中に、暴徒の凶弾に倒れ、死亡しました。
現場の映像を見る限り、場所が警備に不適切な上、後ろがガラ空きで、
SPが1人警備の手薄さが感じられました。

それにしても、襲ったのが奈良市在住の無職の元海上自衛官とのことで、
ハンドメイドの銃で背後から近づいて、狙い撃ちする等、準備の仕方や行動が、
最近、人を道連れにして自殺する者や、母親を亡くして逆恨みで医師を
猟銃で撃ち殺す者などと最近の犯罪者との類似性を感じさせます。

日本は、安全な国として世界的にも有名ですが、
戦後の民主主義と核家族化等が、道徳観の低下を招き、
自己中心的な社会的不適合者を多く生み、
日常生活での一般人のリスクを高め、ひいては企業のビジネスリスクを
高めているように感じます。

下記は、一般的な企業でのビジネスリスクの領域と対応策例ですが、
これまでの日本社会は、「善人」による「道徳観の高い行動」を前提にして来たために、
「悪意を持った人間」による「犯罪行為」に対して脆弱であることが
言えます。

リスク対策の基本は、
(1)リスク事項の発生確率を低くすること
(2)発生時の影響・被害を最小限に止めること

ですので、どこかで一度立ち止まって、そうした「悪意を持った人間」による
「犯罪行為」が起きないようにするにはどうしたらいいか、
また、万一起きた際には、どのようにその影響を最小限に止めるかを
検討しておいた方がいいように思います。

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