前回資料を見せるべきか、否か
中期経営計画策定等の計画立案ものは、毎回取りまとめ責任者や担当者が替わることが
多いものです。
それで、新しく担当になった人は、まず「前回時の資料を参考にさせてください」と
前任者に聞きに行ったりしますが、「残っていない」等の返事が返ってくることがあります。
「えっ!そんなバカな!」と思う訳ですが、
それが本当かどうかは分かりませんが、作業効率や検討内容など、前回時のものを
参考にしたくなる気持ちは分かります。
一方で、前任者にしてみれば、「自分たちは一からやったんだから、君たちも一からやりたまえ」
という思いがあるかもしれません。
また、「あまりいい出来ではなかったので、参考にならないよ」という恥ずかしいものを見せたくない
という気持ちもあるかもしれません。
人間ですから、いろいろな感情が入り混じるわけですが、
会社・組織として考えたら、知識やノウハウは伝承された方がいいわけで、
といって、あまり前回時のものに捕らわれて、斬新な発想が出ないのも困るという観点もありえます。
以下に、見せる・見せないのメリット・デメリットをまとめてみたので、参考にしてください。
因みに、筆者は見せる派です。