SDGsの5つのP

SDGsは、17ものゴール(目標)があり、その第1番が「貧困をなくそう」と
なっているので、「なんだ新興国のことか!」と思いがちですが、SDGsの前にあった
新興国向けのMDGsと異なり、SDGsでは、先進国にも関係する目標がいくつかあります。

まず17つもあって覚えにくいので、それを5つのPに分類したもの(下図)があります。
その5つは、
(1)People(人に関係したこと)
(2)Prosperity(豊かさに関係したこと)
(3)Planet(地球に関係したこと)
(4)Peace(平和に関係したこと)
(5)Partnership(皆で協力し合うこと)
となり、17のゴールがそれぞれ下記のように紐づけられています。
こう分類すると、少し分かりやすくなりますね。

さて、それでは、通常の日本企業に関係したSDGsの目標は、どれになるでしょうか?
順に見ていくと、
(1)People(人に関係したこと)では、
3.すべての人に健康と福祉を
 従業員の健康は大切ですね。働き方改革等はこれに入ります。

4.質の高い教育をみんなに
 社員教育という意味で関係してきます。
最近では、デジタル化の進展で、社員の再教育も必要になっています。

5.ジェンダー平等を実現しよう
 女性活躍ですが、これが日本が世界的に遅れている項目です。
文化的なものもありますが、「男性は外で会社のために働いて、女性は家で子供の世話と家事をする」
という文化が残っているので、なかなかジェンダー平等が実現できていません。

(2)Prosperity(豊かさに関係したこと)では
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
これらは、いずれも各企業に関係してきます。

(3)Planet(地球に関係したこと)では
12.つくる責任 つかう責任
 これはメーカーとして、また消費者や購入側の企業にも大切なことですね。

13.気候変動に具体的な対策を
 CO2削減が必要なのが、この項目です。
CO2削減は、燃料を燃やすという直接的な排出だけでなく、火力発電所で作った電気を使う
という間接的な排出も含まれてきますので、すべての企業に関係が出て来ます。

14.海の豊かさを守ろう
 水産資源や海洋プラスチック等が関係してきます。プラゴミ等廃棄物処理をきちんとしている
企業や水産資源に関係のない企業であれば、あまり関係ないかもしれません。

15.陸の豊かさも守ろう
 森林の保護や生態系の維持等が含まれます。
木材を使ったり、農作物や畜産物を使う企業では関係が出て来ます。
また、事業所として土地の開発等を行う場合も該当するので、企業によっては関係が出て来ます。

(4)Peace(平和に関係したこと)では

16.平和と公正をすべての人にということで、
日本では戦争はありませんが、暴力は家庭内暴力を含めいろいろなところであります。
暴力とまではいわないまでも、最近はハラスメント等に厳しくなってきています。
「公正な社会」という意味では、差別やハラスメントの公的機関への訴え等が関係してきます。
ですので、どの企業にも関係のある目標ということになります。

(5)Partnership(皆で協力し合うこと)では、

17.パートナーシップで目標を達成しようということで、
会社間の協力や、企業と地方自治体・大学・研究機関との協力等いろいろな協力の仕方が
あるので、あらゆる企業が対象となります。

以上、見てきたように、17のうち少なくとも12のゴールは、各企業に関係するものとなります。
1.貧困をなくそう2.飢餓をゼロにだけ見て、うちには関係ないやと思わないように注意しましょう。

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