パーパス経営

昨年あたりから「パーパス経営」ということが言われるようになって来ています。
パーパスというのは、英語のpurposeで、目的とか意図と訳されます。

海外では、アウトドア用品のパタゴニアや、ネスレの事例が良く知られています。
また、日本企業では、ソニーや花王の事例が有名です。

これは、近年国連が提唱しているSDGsやそれに連動したESG経営が求められるように
なってきたことから、利益追求型の企業経営(資本主義)を改め、
理念・目的追求型の経営(志本主義)への転換を図っていこうということで、
企業の「存在理由」や「志」を明確に打ち出した経営を行うことをいいます。
(志本主義というのは、一橋大学教授の名和高司さんの造語です。)

企業の「存在意義」というと、以前から企業理念の3要素の一つで、第一番目の要素に
「存在意義」がありますから、言ってみれば、以前から言われていたことの焼き直し
ともいえます。

ただ、最近のパーパス経営は、社員を奮い立たせるような仕事の意義、
やる気やエンゲージメントを高めさせるためのものということで、
パーパスを再定義して、仕事の本来の目的を明確にしようというような
文脈で語られるようになっています。

皆さんの会社の経営理念(企業理念)には、存在意義が示されていますか?
また、示されていたとしても、それが、社員の仕事の、心の指針となっていますか?
これを機に今一度理念を見直すといいかもしれません。

弊社では、長年、中計策定などの一環として、理念設定・見直しのお手伝いもしてきています。
ご関心のある方は、こちらのサービス紹介サイトへ。

 

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