重要課題に求められる具体化レベル

皆さんの会社でもいろいろな重要課題が取り上げられていると思います。

緊急の課題、少し足の長い課題、また大きな課題、小さな課題、重要課題にもいろいろあります。
会社が立案する中期経営計画には、こうした重要課題がいろいろとリストアップされています。

一方で、早々と取り組まれる課題となかなか取り組みが進まない課題があります。
なかなか取り組みが進まない課題は、いつまでも課題が残っていて、そのうちに課題の名称を
聞くだけで聞き飽きてしまうくらいになります。

では、取り組みが進む重要課題とそうでない課題とは何が違うのでしょうか?

いくつか原因が考えられますが、その主な原因の一つが、課題が課題のまま具体化されないで、
放置されていることです。

最近のキーワード的な課題で言えば、「リモートワーク化の推進」、「DX化の推進」、
「ジョブ型人事制度への以降」、「同一労働同一賃金」等があります。

重要課題の具体化には、以下の図のようなステップがあり、課題→解決策→施策→計画化→実行
と繋がっていきます。

この際、実行に移される課題は、解決策→施策へのステップがスムーズに行われます。
一方で実行に移されない課題は、解決策または施策のレベルでつっかえてしまっています。

つまり、重要課題を実行に移せるようにするには、早い段階で、「施策」レベルにまで落とし込んで
行く必要があるのです。

ただ、未体験の課題や複雑の課題の場合、どのように取り組んだらいいか分からないために、
具体化されずに、課題のまま放置されてしまうことが多いわけです。


 

Follow me!