無意識に出る言葉のネガティブインパクト
私たちがふだん話している中で無意識に発している言葉があります。
例えば、「えー」等が典型的な例ですが、その他にも、「ちょっと」とか「いちおう」とか
いろいろとあります。
私が過去お付き合いした営業の方に、「うん」と言って頷く人がいました。
私が話す内容に同意してくれる時に、なんと「うん」と言ってくるのです。
年齢は私より下で、通常、「うん」という言葉は、いわゆるタメ口の一つで、
自分と同等か、親しい間柄でしか使わない言葉だと思いますが、
繰り返し、「うん、うん」言ってきます。
気になったので、「○○さん、頷くときに『うん』と言っていますが、お気づきですか?」
と尋ねたことがありました。
そうすると、ご本人「え!そんなつもりありません。私、『うん』なんて言っていませんよ。」
「『うん』なんて失礼ですよね。」と応えるじゃありませんか。
「あぁ、この人は、無意識に『うん』を言っているんだな。」と気づきました。
しかし、本人が気づかずに「うん」と言っているとなると、お客様にも「うん、うん」言っている
可能性があり、それはお客様からしたら、「失礼な営業マンだ」と思われているだろうな、
と思いました。
結局、その方は、それが影響してかどうか分かりませんが、遠方に飛ばされてしまったのですが、
上司に対しても「うん、うん」言っていたかもしれません。
このように、自分では気づかないうちに発している「無意識の言葉」というものがあり、
それが他者からみた自分への評価・判断に繋がっている可能性があり、
気を付けたいものです。