提言発表会での経営者の評価

先週、ある上場企業の提言発表会に参加してきました。
部長クラスを対象にした半年間のプログラムで、
月に1回オンラインで集まってもらい、提言テーマ選定から、
提言構成検討、データ収集や分析、提言書の作り込み指導等を行ったうえで
最終プレゼンを行ってもらいます。

発表会では、受講者本人たちが経営陣に対してプレゼンを行うので、
私は後ろで聴いているだけです。

通常、こうした発表会では、「君たち、ここが甘いんだよ」的な
指導的なコメントが多いものですが、今回は、少し違っていました。

「素晴らしい!」「良く出来ている」「来年から早速取り組んでみたらどうか?」等の
ポジティブなコメントが多かったのです。

高い評価をもらえたポイントは、大きく分けると3つでした。
(1)提言内容が具体的で素晴らしい
(2)プレゼンが素晴らしい
(3)提言構成が良い

このうち、(1)と(2)については、受講者本人たちの努力によるものなのですが、
(3)は、私が標準目次として指導しているもので、
かつ、それを褒めてくれたのが、その会社の社長だったので、
後ろで聴いていた私が嬉しくなった次第です。

もともとこの標準目次は、(1)や(2)を良くするために作ったものなのですが、
受講者の人達に提言の構成の仕方を任せておくと、
目次構成をいろいろといじくって、提言の中身そのものを深められないという
マイナスの事象が起きていました。
そこで提言構成で迷わなくていいようにということで作ったのがきっかけでした。

日本人は、論理力の弱い人が多いので、まずは、この目次構成に従って中身を考えてみなさい
というお作法を教えたのが良かったのかもしれません。

以来、いろいろな会社、テーマで使ってもらっていますが、
今回のように、社長からその目次の良さを褒められるということも
起きるようになったわけです。

ということで、これに気を良くして、もっと世の中に広く知ってもらおうと、
公開セミナーでご紹介することにしましたので、
お知らせします。

ご関心のある方は、下記のリンクからセミナー案内をご覧ください。
目次の詳細も紹介しています。
経営企画部門の役割と業務 企画立案編

この目次構成は、単に目次をコピペしてもダメで、自分の関心のあるテーマに
沿って提案・提言の中身を考えてみることで、初めて身に付くものなので、
演習主体のセミナーとなっています。

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