リーダーシップのスタイルを変えてみる

リーダーシップにはいろいろなスタイルがあるのはご存知と思います。
下表に示した6分類は、1年前にもご紹介したものです。
日本人に多いのは、Cの調和型とEの民主型で合わせて5割以上の比率になります。
ただ、状況に合わせてリーダーシップスタイルも変える必要があるので、
ワンパターンではうまく行かないこともお話したかと思います。

私の指導する改革や新規事業の提言講座では、そのCタイプやEタイプではうまく行きません。
このため、受講者の皆さんが普段やり慣れているリーダーシップを変えてもらう
必要があります。

ちょうど今実施している講座で、あるグループのリーダーの方が、
もともとはAペースセッター型だった人が、あることをきっかに、Eの民主型を取って
今回のプログラムをやってみようとしていました。

しかし、その結果、4つのグループの内、もっとも進捗が遅くなり、かつ、テーマチェンジも
余儀なくされて、うまく行かなくて困っていました。

そんな折、オンラインで個人面談を行う機会があり、彼にリーダーシップスタイルについて尋ねました。
それで、先ほどの話が出て来たのですが、私はすぐに、「それじゃぁうまくいかないんじゃない?」
と問いかけました。

A型でうまく行かなかったのを、E型にしても、このタイプのプロジェクトはうまく行きません。
「じゃぁ、どうしたらいいですか?」と聞かれたので、
F型ビジョナリー・リーダーシップを試してはどうかとアドバイスしました。
日本人の中で一番比率が少なくて、難しいタイプですが、
うまく行くと、目的・目標に向かってチームワークが発揮され、加速が付きます。

そして、次の回のミーティング時に、彼らがアウトプットを出してきました。
すると、前回1ヶ月前と比べて格段に進んでいて見違えるようになっていたので、驚かされました。
他のグループを追い越してしまっていたのです!
アドバイスが奏功したようでよかったです。
このように、状況に合わせてリーダーシップスタイルを変えられるようになってくれると
嬉しいですね。

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