役員に受ける提言テーマとは?

先週、月一で実施しているシリーズ物の研修の第2回があり、ずいぶん早めでは
ありますが、3つのグループから、1グループ当たり2つ~5つの提言テーマ候補
紹介し、社長を含む各役員からフィードバックコメントをもらいました。

予め「メンタリング研修」のテキストを役員の方々には目を通してもらっていた
ので、あまりキツメのコメントは有りませんでしたが、頂いたコメントから、
やはり役員の方々が好むテーマと言うのが少し見えてきたように思いました。

「受けるテーマ」と「受けないテーマ」の両方の特徴をまとめてみました。

「受けるテーマ」

(1)新規のテーマ
 既存の商品・サービスについてよりも、新しい商品・サービスのアイデアに関心があります。

(2)新しいトレンドや技術を取り込んだテーマ
 現在であれば、生成AIやフィジカルAI等を取り込んだテーマが受けます。

(3)自社にないビジネスモデルや他業界のプラクティスを取り込んだもの
同じ業界での経験が長い人が多いので、他業界でのビジネスモデルやベストプラクティスには
興味があります。

総じて、ふだん見聞きしている話題ではなく、新し目のものが受けます。

では逆に、役員に受けないテーマとはどんなものでしょうか。今回頂いたコメントや、
これまでの経験から挙げると、次のようなものです。

「受けない」テーマ

(1)既存業務の改善レベルのテーマ
 「それは現場でやればいい話だね」と言われてしまいます。役員に上げるからには、
部門をまたぐ話か、投資判断の要る話か、あるいはやり方
そのものを変える話で
あってほしい、ということです。

(2)すでに社内で検討済み・着手済みのテーマ
 役員は社内の動きをひと通り知っています。半年かけて調べた結果が「実はもう
別部署でやっています」では目も当てられません。テーマ候補
の段階で、
社内で誰かが手を付けていないか確認しておきましょう。

(3)一般論、評論家的なテーマ
「これからはDXです」「人的資本経営が重要です」――正しいのですが、
 自社ならではの切り口がないと役員は退屈します。どこかで読んだ話をなぞって
いるだけかどうかは、すぐ見抜かれます。

一方で、新しければ何でも受けるかというと、そうでもありません。
役員の方々は、テーマの新しさを見ると同時に、頭の中では次の三つを確かめています。

 ・自社の強みや既存の資産とつながっているか

 ・儲かる絵が描けるか(どれくらいの規模になりそうか)

 ・誰がやるのか(既存組織で回せるのか、人を張るのか)

ここが抜けていると、「面白いね」で終わってしまいます。
飛び過ぎた提案
ほど、その場の受けはよくても後に残らない、というのが実感です。

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