ストーリーテリング = Storytelling = 物語を語ること
ストーリーテリングは、英語のStorytellingをそのままカタカナにした言葉ですが、読んで字のごとくいわゆる物語を語ることです。 おとぎ話や偉人伝、創業者の話、自分の思い出話などを語ることは、みなストーリーテリングの一種です。 我々人類は、まだ文字のない原始時代から、言い伝えの形でストーリーテリングを使ってきました。 昔から行われてきたので、何か古いもののように思われてきました。 最近は論理的思考、データ分析ばやりですが、近年、この古くから行われてきたストーリーテリングの効果が見直されるようになってきています。 なぜなら、論理的思考やデータ分析だけでは、なかなか人を動かせない、動機づけが十分にできないからです。
物語の最低要素
おとぎ話の桃太郎を思い出してみましょう。そこには、物語に必要な要素がきちんと入っています。
- 場面設定(むかしむかし、あるところに…)
- 主人公(大きな桃の中から赤ちゃんが出てきました)
- 主人公の想いと行動(鬼を懲らしめてやろう)
- 筋(おばあさんに、きび団子を作ってもらい…)
- 結末(鬼から取り返した宝物をみんなに返してあげました)
ストーリーテリングの効用
ストーリーテリングには以下のような効用があります。
- 聞き手にリアルなイメージを与える(聞き手が間接的な追体験をする)
- 出来事や状況に意味を与える
- 聞き手が主人公に感情移入する
- 場合によっては、聞き手に行動を起こさせる
共感・共鳴の重要性
人は論理(理屈)に訴えるだけでは、共感・共鳴しないため、動きません
具体的なイメージが伝わったり、感情が沸き起こって来ると共感・共鳴してアクションを取ってもらうことができます
ストーリーテリングには、その共感・共鳴を作り出す力があります
ストーリーテリングが効果的な場面と方法
ストーリーテリングは以下の7つの場面に効果があり、それぞれに合った方法を使います
ストーリーテリングの効果については、こちらのBizteria経営企画のコラムで解説しています。