10年以上前に、クライアントの依頼でサービス店の立て直し案件を引き受けました。
その際に、初めてその会社を訪問し、「こんにちは!」とお店に入っていった際、
だれからも挨拶されないので、「どうしてここの人たちはこんなにコミュニケーション
マナーが悪いんだろう?」と不思議に思いました。

そして、幹部の人たちに率直に尋ねたところ、「いや、我々も普段から言っているん
ですが、一向に改まらないんです。」と、
半ばあきらめ顔で返事が返ってきました。
幹部が指導していてこの程度か、先が思いやられるなと思いました。

それで、若い人に話を聞いてみたら、「いやあ、客先ではちゃんとやっていますよ。」と、
事務所と客先での対応が違うだけだというような返事が返ってきました。

「いやぁ、こんな意識じゃダメだな。」と直感して、どうやったら、マナーやコミュニ
ケーション態度が良くなるか考えに考えました。そして、悩んだ末に、今回ご紹介している
スキルチェックリストの原型を考案したのです。

そしてそれを使って、社内の人たちと面談して、使えるかどうか確認したのです。
面談しながら、みんな素直に付けてくれていたので、割と使えそうで安心して使いました。
そして、使っていて気づいたのは、男女、年齢を問わず営業成績のいい人は、
必ず一定のレベル以上になっていたことでした。
面白いですね。このスキルチェックリストには、営業のことは何も書いてないにもかかわらず、
結果としてはそうだったのです。

「なぜだろう?」とその理由を考えた末に気づいたのは、「人当たりの良さ」「感じのいい人
というキーワードでした。
要は、いくら商品知識があっても、「この人と話したくないわ。」とか、「こいつからモノを
買いたくない」と思われてしまっては、お客様は商品・サービスを買ってくれません。
ですので、商品知識云々の前に、まずは人当たりの良さ、対人関係力を磨きなさい
ということだったんです。

それ以降、その会社の中での研修にこのスキルチェックシートを使ったり、目標管理シートに
スキルアップ目標を持たせたりして、スキルチェックシートを活用しました。
そうすると、3ヶ月、半年とするうちに、皆さんのスキルアップとともに、
会社の業績も上がってきました。面白いものです。

この経験をもとに、他の業種や業界でも使えるかどうか試したところ、メーカーや流通業や
サービス等でも同じスキルチェックリストを皆さん違和感なく受け入れてくれました。
特に驚いたのは、サービスレベル向上に取り組んでいた病院で、「これをベースにアレンジ
してください。」とこのスキルチェックリストを紹介したところ、
いや、このまま使わせてください。
と言われたことでした。
病院のようなサービス業は通常のビジネスとはだいぶ違うだろうと思って、ヒントのつもりで
お出ししたのですが、そのまま使って頂けるものになっていたんですね。それで自信が湧きました。
(以上、「たった3分で劇的に変えるコミュニケーションスキル診断」のはじめにより)

皆さんも、だれか身の回りでマナーやコミュニケーションの悪い人に、このスキル診断
シートを渡して、「よかったらこれやってみて」と促してみてください。
するとすぐに効果が出てくるので、驚きますよ。

    <マナー・コミュニケーションスキル診断>