自信を持ったプレゼンの4要素

先週延べ13回に及ぶ中期経営計画策定プロジェクトの最終報告会があり、
プロジェクトメンバーの方々に経営陣の前でプレゼンしてもらいました。

報告会は一発勝負ですから、事前の練習が必須です。
このため、それに先立ち、プレゼンメンバーの人たちに集まってもらい、
リハーサルを実施しました。

リハーサル時に私が皆さんに以下のことをお話し、実際の練習に臨んで
もらいました。

自信をもってプレゼンができるには、4つの要素を揃える必要があります。
(1)プレゼンの内容・・・今回は中期経営計画の中身そのもののことです。

(2)資料・・・・・・・・パワーポイントを使った資料が見やすく、
かつ、分かりやすいこと

(3)語り・・・・・・・・プレゼンをする人の「語り方」が重要です
(4)メンタル面・・・・・自信をもって落ち着いて語れる必要があります

多くの方が、(1)と(2)が準備できると、もう大丈夫だと思ってしまって、
(3)語りの練習をしません

また、当日あがってしまって、(4)メンタル面の落ち着きが無くなり、
せっかくの機会が台無しになってしまうことがあります。

このため、リハーサルで、語りの練習を行い、合わせてメンタル面での
落ち着きを保つ方法を教えます。

このうち、語りについては、3つの要素が大切になります。
これは、古代ギリシャの哲学者アリストテレスが弁論術で言っている
ことと同じことになります。
(1)倫理観(エートス)・・・話を聞く側にしてみると、その話し手が
              信用できる人かどうかということです。
              嘘をついていたり、根拠のないことを
              言ったりする人の話は信用できません。
(2)熱意(パトス)・・・・・話し手の熱意が伝わってくるかどうか
(3)論理(ロゴス)・・・・・話の筋が通っているかどうか

このうち皆さん(3)論理は意識するのですが、(1)倫理観や(2)熱意が
不足することがあり、説得力のあるプレゼンにならないことが多いのです。

このため、気持ちの籠った自信を持ったプレゼンになるように何回か
練習を重ねるのです。

 

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