ROICの正しい計算式は?

今、株式公開企業の間で急速に採用が広がっている経営指標にROICがあります。
2022年頃で採用企業は1割程度でしたが、ここにきて2~3割には広がっている
のではないでしょうか?

このコラムでも以前紹介したことがありますが、資本効率を表す指標という
ことで、分母にはバランスシートの項目、分子に損益計算書の利益が来ます。

ROEが分母に株主資本が来るのに対して、ROICはそれより範囲の広い投下資本
を使うことになっています。

ネットを調べると、ROICの算出式は、税引き後営業利益÷投下資本となっていて、
どこを調べてもこの公式が出てくるのですが、では、実際にROICを採用している
企業の分子・分母を調べてみると、これとはかなり違いがあり、驚かされます。

以下の一橋大学の田村教授の論文からの引用表でご覧になってみてください。

私も立教大学の大学院でROICについて教える際に調べたことがあるのですが、
公式を当てはめても計算結果が合わなくて戸惑ったことがあります。

ROICの計算式がこんなにまちまちなのは、ROEとは違って算出方法が統一されていない
からです。

今後統一されるかどうかは分かりませんが、欧米でも統一されていないようなので、
難しいかもしれませんね。

 

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