ロジシンに弱い人がリーダーになると・・・

先日、半年間の提言形成プログラムの中で、受講者の人達に、自分たちのテーマ
候補の中から有望そうなものを一つ選んで、提言構成を考えてもらいました。

かつて提言構成を自由にしていた時期があり、その際に、目次構成で揉める
グループがあったため、目次構成よりも、提言内容にフォーカスしてもらうために
標準目次を設定しました。

この目次は、公開セミナー等でもご紹介していますが、
(1)問題解決型
(2)ビジョン・目標達成型
いずれにも対応しており、どんなテーマについても当てはまる目次構成に
なっています。

なので、提言テーマ候補を選んだら、そのままその標準目次に当てはめて
構成を考えてもらえばいいのですが、それでもうまく当てはめられないグループ
が出て来ました。

どうもリーダーシップを発揮しているメンバーが、ロジシンが弱いようで、
仕方がないので、いくつかアドバイスをしてあげました。

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1.テーマに合わせた目次内容のヒント
・本来、自分達で考えてもらいたいのですが、目次の内容に対する誤解が酷いようなので
「あなた方のテーマの場合だと、この目次項目には、例えばこういうようなことを書きます」
という具合に、目次内容のヒントを与えました。

2.過去の提言例の参照
・すでに紹介したことのある提言内容を、再度映し出し、ページ毎にどんなことが書かれて
いたかを目次に沿って確認させました。

3.ロジカルシンキングに比較的強いメンバーによるサポート
・リーダー本人がロジカルシンキングが弱いと、上に示した1.や2.を教えても、
ダメなケースがあるので、「誰か、ロジシンに強い人いないの?」とわざとメンバーに問いかけて、
メンバーの中でロジカルシンキングに比較的強い人を探しました。
・実はグループ編成を決めた際に、そういう人は一人ぐらいは入れてあるので、
そういう人がロジカルシンキング面でリーダーシップを発揮できるようにしてあげます。
・こういう人を通称ロジシンリーダーといいます。

というように、いろいろ対策を打ったのですが、どうもこのグループは、テーマ関連の調査自体が
不足していたようで、結局テーマチェンジも視野に再検討することになってしまいました。
次月どうなっているか楽しみにしています。

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