「これでまとめられる気がしません」となってしまって

先週、クライアント先の中計策定プロジェクトのミーティング中に、メンバーの
一人から、「あと1回のワークショップでまとめられるとは、到底思えません。」
という爆弾発言があり、同調者が相次ぎました。

事務局の人は、「こうやって、こうして、こうすれば、だいたいまとめられるん
じゃないかと思っています」と発言していたのですが、それを受けて、皆反論した
感じでした。

私のワークショップでは、通常、毎回ステップごとのワークシートに取り組み、
最終的にそれをまとめることで中期経営計画や事業計画がまとめられるのが
特徴なんですが、今回は、どうしてしまったんでしょうか?

実は、私も以前から気になっていたのですが、今回の中計プロジェクトメンバーの人達は、
前回の中計プロジェクトメンバーの人達よりも役職階層が下で、前回は役員クラスの人達だったのですが、
今回は、部課長クラスとなっています。

それで、2つの問題が起きていました
(1)実務を持っていて、多忙で、事前準備や事後の取りまとめに思ったように時間が割けない
(2)担当範囲が狭く、部門代表といっても、部門全体のことをよく知らない

このため、前回のプロジェクトメンバーがサポートに入っていたのですが、十分ではなかったようで、
事務局がワークシートの分担を決めて、メンバーそれぞれが単独でワークシート記入をしてきて
私が指導するワークショップでレビューを受けるという形になっていて、
プロジェクト全体での検討が十分に行えていなかったのです。

下記のレベル感で言うと、レベル2か良くてレベル3で、本来求められるレベル4やレベル5に達していなかったのです。

このため、その場は、「少し僕たちだけで相談させてもらえませんか?」という発言もあり、
「では、まずは自分達でどうしたいかをよく相談してみてください」と言い置いて
帰って来たのでした。

まだ、若干の時間的余裕代はあったので、自分達で議論して結論を出すことにしてもらったのでした。

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