今の「話し方」で大丈夫ですか?

企業向け研修やコンサルティングのワークショップを実施していて、常々感じているのが、
参加者の話し方・語る力の不足と、それにご本人が気づいていないことです。

事業計画や中計、ビジョン、戦略等の話をしていて、何を言いたいのか分からない人や、
言いたいことは分からなくはないけれども同意しがたい意見や、説得力のない発言が多く見られます。

それで、皆さんにもっと人を納得させられるような説得力を付けてもらおうと、
グループ討議を取り入れ、その討議結果を代表として発表してもらったりしています。

そして、さらにその発表の良しあし、改善点を分かってもらおうと、
講師講評としていろいろ申し上げていたのですが、
ある時、受講者から「それは講師の意見であって、自分はそう思わない」というような
反発がありました。プライドの高い方なのでしょう。

それで取り入れたのが、相互投票という方式で、受講者同士が投票し合うのであれば、
文句は無いだろうと取り入れたのです。
そして、投票結果を見ると、だいたい私の意見と同じで、私からすれば、
「だから言っているでしょう」ということなのですが、
それでご本人たちが納得するのであればいいかと、続けています。

そうすると、次のグループ討議から、前回投票数の少なかったグループが
頑張っていい発表を行おうと努力します。
そして、改善結果が反映されて、投票数が増えたりすると、
本人たちの満足そうな顔が見られます。

皆さん、一般に発表は内容さえ良ければいいだろうと思っている節がありますが、
内容だけでなく、話し方、プレゼンの仕方により、ずいぶん評価が変わります

たぶん、こうしたことはビジネスの現場でも起こっているはずなのですが、
いかんせん、本人にフィードバックされるチャンスがないので、
ご本人がそれに気づかず
「語り方」ではなく、「内容が悪かった」と勝手に決めつけているのではないかと
思われます。

それで、昨年7月に「リーダーのための人を動かす語り方」という本を出して、
より多くの方に「話し方」以上の「語り方」を学んでもらえればと思っているところです。

ただ、書籍で学んだだけでは、身についたとは言えないので、
この度、「語り方」講座を開始することにしました。

下記のリンク先に講座の説明があります。

「語り方」:ビジネス・ストーリーテリング講座

初回は無料で説明会を行いますので、お気軽にご参加ください。

まずは、自分の「話し方」の特徴(良い点や改善点)に気づいて頂き、
「話の内容」だけでなく、「語り方」も上手になって頂いて、
周りの人を説得できるような人が増えてくれることを願っています。

以下は、参考までにコミュニケーションのレベル分けをした表です。
ご自身がどの程度おできになるのか、セルフ判定してみて頂ければと思います。

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