学習する組織とPDCA
11月12日(火)から声が出なくなって、ようやく今週から職場復帰しています。
ネットで「声が出るようになるのにどれ位掛かる?」と検索すると1~2週間と
でますが、その通りとなってしまいました。
今週から職場復帰していますが、ダウンする前に、ある客先で勉強熱心な方が居て、
「学習する組織」の話が出ました。
ピーター・センゲや野中理論が有名ですが、個人として、かつ組織として学習が
積み重ねられていくことは大切なことですね。
そのことに思いを巡らせていて、思い当たったのが、私が提唱している第5レベル
のPDCAです。
どういうことでしょうか?
ピーター・センゲが言っている学習する組織には、5つの重要な学習領域があって、
それらの要素を整えて行く必要があると言っています。
一方、私が提唱している第5レベルのPDCAは、その下の図にあるように、
①計数計画と②活動計画と③KPIの3つの要素を組合せて組織と個人が仮説検証を
繰り返しながら成長・発展していくプロセスを推奨しています。
因みに、通常の企業で行われているPDCAは第3レベルで、①計数計画(予算等)中心に組み立てられ、
計数中心のPDCAを行って行くため、学習の内容が少なく、成長が遅いプロセスとなっています。
この第5レベルのPDCAが出来ると、センゲや野中の言う学習する組織にかなり近づくことができます。
実際に、弊社が中計指導を行っている会社は、中計のPDCAをこの第5レベルで行っていて、
個人の成長も組織の成長も早くなっています。
そして、結果として、業績はそれ以前よりも上がっています。
「学習する組織」が単なる理論としてではなく、企業のより具体的な活動として実行できるように
するには、第5レベルのPDCA等のより具体的なプロセスに落とし込んでいく必要がありそうですね。