提言書や提案書に基本目次はあるのか?

15年ほど前から新製品・新規事業や改革・変革提言の指導をしています。

当初、受講者の人たちに自由に目次構成を考えてもらっていたのですが、
中には、提言構成をどうしようかと戸惑うグループや、グループ内で
いろいろな意見が出てまとまらないグループが見受けられました。

本来提言や提案の中身の議論に集中してもらいたいのに、それをどう組み立てるかで
揉めていては、なかなか中身の話に入っていけません。

そこで、一計を案じて、基本目次なるものを作ってみました(下図)。
そして、「つべこべ言わず、一度、この基本目次に沿って組み立ててみなさい」と
指導したところ、目次構成で揉めることが無くなり、提言の中身の議論に
集中してもらえるようになりました。

また、中には、具体性が欠ける提案や、考え落ちをしている提言がある場合に
この基本目次に沿って、きちんと資料やデータを整備しなさいと指導することで、
必要十分な内容の提言がまとめられるようになりました。

以来、継続して使っていますが、これまでのところ、この目次に合わせられなかった
事例はありません。

やはり話の組み立てには、基本があるんですね。
皆さんも提言書や提案書をまとめる際の参考にしてください。

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