製造業のDX化好事例

前の週は、史上最低の研修場所でしたが、先週は、打って変わって、ホテルの
結婚式場を使っての豪華な会場での役員研修でした。

こちらの企業は、毎年この時期にホテルの大広間を借りて役員研修を行っている
そうですが、毎年テーマが変わり、今年は「DX化と事業構造変革」という
テーマで私が呼ばれ、1日研修を行いました。

これまでいろいろなテーマでセミナーや研修会をやってきましたが、DXにテーマを
絞って役員研修を行うのは初めてだったので、一部上場の製造業の役員の方々
飽きさせないよう、数か月にわたってネタ集めを行い、討議を交えた研修を
実施しました。

相手が役員の方々なので、理論よりも、類似業種でのDX化先進事例を紹介した方が
いいと考え、いろいろ調べた結果、以下の企業の取組みを取り上げてみることに
しました。

その企業は、東証のDX化銘柄にも選ばれている旭化成です。

同社は、2020年にIBMのCTOを務めていた久世さんを招聘し、2030年までの
DX化ビジョンを制定し、全社を挙げてDX化に取り組んでいます。

最近流行りの生成AIの活用を始め、MI(マテリアルズ・インフォマティックス)や
スマートファクトリー、B2Bマーケティング、経営ダッシュボード、DX人材育成等、
あらゆる部門でDX化に取り組んでいます。

その甲斐あってか、ここ数年にわたって売り上げが急伸し、製造業にありがちな
成長の頭打ちから脱却しているようにも見受けられます。

同社のDX化戦略の概要は、久世さんが昨年12月にプレゼンしたマテリアルが
参考になるので、リンク先をご紹介しておきます。

こちらから閲覧することが出来ます。
https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2023/ze231213_2.html

また、同社のDX化取組みに関するホームページは、下記です。
https://www.asahi-kasei.com/jp/company/dx/strategy/

当日は、他社での事例を含め、こうした事例を紹介したところ、役員研修を実施した
企業の社長を含めた役員の方々からは、「大変参考になった」と好評でした。
数か月間の努力が実を結びました。

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