「?」マークから「!」マークへ
先週は、西の方のお客様で、通常は公開講座として実施している「経営企画の
基本」講座を、その企業を訪問して、その企業の方々向けにアレンジして出前講座
にして実施しました。
昨年も別企業で実施したことがあったのですが、今回は、特段強いご要望があり、
出向いて行いました。
伺ってみると、どうも今年度になって「経営企画」ができたそうなのですが、
皆さん兼務で、経営企画としての役割や業務に大いに疑問があったそうです。
つまり、頭の中に「?」マークが一杯あったようなのです。
そこで、私の方から日本的企業の特徴や、そこで起きやすい問題点、さらに
お客様の会社のグループ内での位置づけや社内組織体制の構造から来る問題点
等をお話ししたところ、お客様の頭の中の「?」マークが「そうだったのか!」
という「!」マークに変わることがたくさんあったようで、
途中、大変盛り上がりました。
こんなに喜んでもらえたことも珍しかったです。
そこで、どういう話があったのか、差支えない範囲でご紹介することにします。
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1.社長からは成果を期待していないと言われているが?
・わざわざ経営企画という部署を作ったのに、成果を期待していないと言われて、じゃあ
何を期待されているのか?という疑問
→これについては、経営企画の役割の中に経営者と部門とのパイプ役を果たす必要がある
という話をして納得してもらいました。
公式ルートからの報連相だけでなく、非公式ルートでの報連相も必要だということです。
2.事業部長からは、社長にうまく伝えておいてくれと言われているが?
・事業部長が自分で社長に伝えればいいのに、わざわざ我々を通じて伝えてくれという話が
あり、なんでそんなことをするのか疑問に思っていた。
→これについては、タテ社会の話をして、上に直接伝えにくいことを、半ば秘書役の経営
企画から伝えてもらいたいということではないかという話をして納得してもらいました。
3.プレゼンの話がうまくない役員がいて困っているが・・・
・事業計画等の発表の際に、資料をそのまま読むような話し方で、ぜんぜん趣旨が伝わらない
話し方をする役員がいて、どうしたらいいのか困っている。
→これについては、日本では「話し方」教育が行われていないので、大勢の人前での話が
苦手な人が多く、気づきと練習が必要なことを伝えて納得してもらいました。
その他、いろいろとあるのですが、参加者の皆さんにとっては、日ごろの疑問点を解消する
いい機会になったのではないかと思います。
このように公開講座を出前方式にして、社内の皆さんといっしょに疑問点や問題意識を
共有し、なぜそのようなことが起きるのか? では、どうしたらいいのかの討議が出来る場
を作るというやり方はとても効果があると感じました。


