「話し方」スキル診断をやってもらったら・・・
先週、毎月定例で中計のPDCAで訪問している会社に行ったら、ある変化が見られました。
入れ替わり立ち代わりで、各部門ないし各テーマの責任者が月次の報告をしてくれるのですが、
その発表の仕方が良くなっていたのです。
例えば、話し声が小さくてよく聞こえない人の声が、大きくて良く聞こえるようになっていたり、
いつも言い訳口調の人が、自信ありげに話していたり、
つぶやきシローのようなボソボソとした話し方の人が、はきはきとしていたり、
多くの人の「話し方」に変化が見られました。
私は、「ははぁ、あれの効果だな。」と直感しました。
彼らには、先月、「話し方」スキル診断をやってもらっていたのです。
それで、さっそく私の前で話す時に、自分の「話し方」の改善をしたのでしょう。
帰りがけに、その話をすると、「いろいろと気づきがあったので・・・」と
話していました。
それまで、いくら「声が小さい」と指摘しても改めなかった人たちが、
自分たちの意志で「話し方」を変えようとしたのですから、
私が勧めた「話し方」スキル診断の効果があったと言えますね。
下図は、心理学で使われる「ジョハリの窓」というマトリックスですが、
話し方は、そのまずさを他人が気づいているのに、
本人が気づいていない「盲点の窓」(Blind Self)なのです。
この盲目の窓は、誰かから指摘を受けるか、自分で気づかないと、
改めようがありません。
ですから、「話し方」スキル診断で、自己診断と他者診断を行ってもらうと、
この「盲点の窓」の部分に気づくことが出来るわけです。
そして、彼らは、それを改めようとしたわけですね。
続けてくれるといいですね。