問題点の目の付け所

先週、東京で、ハイブリッドセミナーで、「実践的企画セミナー」の1日講座を
開催し、午後、受講者の方々には、自分のテーマで企画立案してもらいました。

その中で、テーマ選びをする際に、「どのような問題点を選んだらいいのか?」
ということについて、管理職ラスの方から質問を受けました。

確かに、問題点はいろいろとありますが、どのような問題をテーマに選んだらいい
のか、迷いますよね。

そこで、次のページを示して、問題点の整理をしました。

視点としては、下記の8つほどありますが、
それらを少し整理すると、4つのポイントになります。
(1)主観的判断の視点
(2)業務目的との対比の視点
(3)基準(値)との比較の視点
(4)他社との比較の視点

その質問をした方は、会社の業績の話をしていましたが、
例えば、今赤字で困っているというのは(3)基準(値)との比較の視点ですが、
では、どの程度黒字化すればいいのかは、(3)だけでなく、(4)の視点も入れて検討しないと、
相対的な競争力は落ちてしまいますよね。

そんなふうに、自分で「問題だな!」と気づくことがあったら、「その問題は、どの視点からの問題なんだろうか?」
「では、別視点を取った際には、どのように見えるか、どう問題定義するか?」とより深く考えてみると
いいのではないでしょうか?

よくあるのは、問題点を出せ!と言われると、簡単に解決できそうな簡単な問題点を選ぶことです。
「自分で解決しろ!」と言われたら、簡単に取り組めるからでしょうね。
ただ、そのようなイージーな問題点を選んでいては、本質的な問題解決にはなりませんし、
ましてや競争力の維持・向上には役立たないですよね。

どのみち解決に取り組むのであれば、いい問題点を選びたいですよね。

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