資料統合化の視点

先週、中計策定の指導をしている会社で、前回のワークショップ終了時に、
「とても、まとまりそうにない」と悲観していた会社に行ってきました。

こちらは全8回シリーズで取り組んでいて、今回が最後のワークショップでした。

私が指導する中期経営計画は、書籍でも紹介しているワークシート集をアレンジ
して使って行きますが、合計すると20種類ほどのワークシートになります。

このため、全体の整合を取るとなると、なかなか大変な作業になります。

途中、1枚1枚取り組んでいきますので、それぞれ単独ではある程度まとまった
ものになっていますが、一通り作り終わって、いざ全体の整合性を取るとなると、
なかなか膨大な作業のような気がして、弱気になってしまうようです。

前回時に、事務局が弱気な発言をしていたので、どうなったかと思って、
早速、確認してみました。

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すると、事務局の人が、これまでのワークシートを一通り1つのファイルにまとめた上で、
自分が作成した部分は、前後の整合性を取って準備していました。

ですので、ここからは、私がチェックポイントを指南しながら、半日かけて
全体の整合性チェックを行って行きました。

その際のポイントを下記資料にまとめておきましたので、通常の資料作成・統合化にも
役立つでしょうから、参考にしてください。

その中で一番のポイントは、「遡りながら直す」です。
システム開発の仕事と異なり、経営計画立案は、だんだんと考えがまとまっていく、
内容が具体的になっていくプロセスですので、最初の方で考えていたことと、最後の方で
考えたことが変わっていくことがあります。
このため、前の方の内容に合わせようとするのではなく、後ろの方の内容に合わせるように
資料の見直し・修正を行って行くことがポイントになります。

その他、定性的・定量的な整合性を取るとか、時間の経過を考慮に入れる等のことが
必要になります。

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