生成AIのビジョン・ストーリーへの活用

先週、過去何度か中計策定をお手伝いしている会社で、次期中計策定プロジェクト
の最終会合に行ってきました。

その会社では、毎回最終会合で、メンバーの皆さんに中計が実現した時の様子を
想像してもらってそのビジョン・ストーリーを書いてもらっています

中には感動のストーリーを書ける人もいて、代表作に選ばれて中計の資料に載る
人もいるのですが、そうでない人もいて、何とかストーリーのレベルを底上げ
出来ないものかと思案していました。

そして、当日朝起きてから、禁じ手ではありますが、生成AI(ChatGPT)
を使うという手段を思い付き、試してみることにしました。

そして、当日のワークショップで、私が朝方使ってみた方法を紹介して、
メンバーの皆さんに、ChatGPTを使って、ビジョン・ストーリーのブラッシュアップを
やってもらいました。

すると、しばらくして、驚きの歓声があちこちから上がってきました。
「うぉー、こりゃ凄い!」
「いやいや、参ったな。」
「こんなになるんだ!」
「まるで、ドラマを観ているみたいだね。」
等々。

簡単に言うと、ChatGPTに自分が書いた淡白なビジョン・ストーリーを入力すると、
すごく生き生きとした、感動的なお話に書き換えてくれたのです。

中には、「あんまり変わらなかったです。」という人もいましたが、
概してストーリーのレベルが上がったようです。

「では、ビジョン・ストーリーを書いてみましょう」と声を掛けて、
取り組んでもらうのですが、中には「書ける気がしません」と後ろ向きな
発言をする人もいるので、そういう人向けにはいいんじゃないですかね。

生成AI(ChatGPT等)のビジョン・ストーリーへの活用方法には、

レベル1:お題だけ与えて創作してもらうもの

レベル2:5W1H等のシチュエーションまで与えて書いてもらうもの

レベル3:自分が書いたビジョン・ストーリーを入力してブラッシュアップ
     してもらうもの

と3段階ほどあり、私が勧めるのはレベル3ですが、苦手意識の強い人などは、
レベル2やレベル1のやり方をしてみて、きっかけを掴んだり、ヒントをもらったりする方法も
ありかと思います。

ビジョン・ストーリーの事例はこちらをご覧ください。

 

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