ヒヤリハット3件

先週は、忙しい日々でした。

その中でさらにヒヤリハット(※)3件もありました。

ヒヤリハットというのは、「ひやりとした」「はっとした」という瞬間・経験のことを
いいます。
工場などでの事故・ケガを予防する活動で使われる言葉です。

1つ目のヒヤリハットは、新型コロナです。
第7波で感染者が増えていましたが、
お客様の研修所で、予定通りリアルで行われる研修の講師に呼ばれました。
1日目のランチタイムに、アクリル板越しに研修所長といっしょに食堂で食事をしました。
僻地ののんびりとしたところで、研修所長も「やることがない」と暇を嘆いてらっしゃいましたので、
「命の洗濯ができるじゃないですか」と慰労しておきました。
1日目の夜をホテルの部屋で過ごし、朝出掛ける支度をしていたら、
同行していた研修会社の担当者から、急ぎの電話が入り、
昨日ランチを一緒にした研修所長が発熱し、コロナに感染していることが分かったとのことでした。
「えっ!じゃあ、濃厚接触者扱いか?」
とどきりとしました。
そして、二人で研修所に着いたら、人事の方から、抗原検査キットを渡され、
「これで、検査して下さい。」とのこと。
唾液を出して、待つこと8分。
これがなかなか長い。
結果、陰性でした。
ただし、研修の受講者の中には、その前の夜に所長と夕食で同席した人たちが
濃厚接触者扱いとなり、別室からのリモート参加となりました。

先週は、その後も、もしも発症して予定しているワークショップやセミナーを
キャンセルしなければならないような事態にならないかずっと心配しました。
幸い1週間近くたっても大丈夫でした。
コロナは、ほんとに近くまで忍び寄ってきています。

あと2つは、パソコン関係です。

2つ目は、自分が使っているPCがACアダプターを使っているにも関わらず、
ローバッテリーとなり、液晶画面が消えてしまい、ヒヤリとしました。
こちらは、お客様の事務局の方が機転を利かせて、私が使っている延長コードを外したら、
元に戻りました。
もう少しで、自分がホストになっているzoomが落ちるところでした。

3つ目は、セミナー会場で使っていたセミナー会社のPCが落ちたことでした。
そして、PCを交換するまで15分間中断しました。
原因は、やはりACアダプターの問題で、充電がでておらず、電池切れで
PCが落ちたのでした。
仕方がないので、会場にいたリアルの人たちには、つなぎの話をして間を持たせましたが、
オンライン参加の方々は、15分間丸々待たされたのでした。
その15分は、後の休憩時間を削って補いました。

幸い、いずれも致命傷とはならなかったのですが、
ヒヤリハットを3つ続けて体験しました。

心臓に悪いですね。

ただ、大切なのは常心です。
ヒヤリハットで慌てふためくと、別のミスや事故を誘発します。

私の場合、内心アタフタしていても、外見は落ち着き払っているように
見えるようで、「井口先生が慌てているところは見たことが無い」と
言われます。
それは、悪いことではなさそうです。

※ハインリッヒの法則として知られている言葉です。
労働災害や損害保険の分野でよく使われてます。
一件の大きな事故・災害の裏には、29件の軽微な事故・災害があり、
そして300件の
ヒヤリハットがあるとされます。
重大災害の防止のためには、事故や災害の発生が予測された
ヒヤリハットの段階で対処していくことが必要であると言われています。

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