ワークシートの効用
仕事柄、コンサルティングや研修をワークショップ形式で行っており、参加者・受講者の
人たちに頭と手を動かしてもらうために自ら考案したワークシートをよく使います。
皆さんには、まず個人で取り組んでもらい、続いてそれをもとにグループ討議等を行って
もらったりしています。
ワークシートは、別名テンプレートとかフォーマットともいいます。
テンプレートというと、パワーポイント等の場合は各ページ共通のベースの書式のことを
指すことが多いですね。
一方、フォーマットというと、役所や会社の申請や報告などの事務手続きを行う書式の
ことを指すことが多いです。
私たちが「ワークシート」と呼んでいるのは、頭と手を動かす「ワーク」をしてもらう書式
であることと、必ずしもその書式が最終成果物になるわけではなく、中間ワークシート的な
ものも含まれているから、「ワークシート」と呼んでいます。
ワークシートに書くということは、以下のような効用・効果があります。
私たちが、特に重視しているのが、2.思考(考え)の整理と、5.新たな思考フレームワーク(枠組み)
の習得です。
自分で考えていることは、何か言葉などに表さないと他の人に伝わりませんから、それを書き出して
もらうのですが、一定の書式を与えないと、書けと言われた方も困るでしょうから、この書式に
書いてください、とやるわけです。
例えば、下記の「問題意識の抽出」等はいい例です。
こうしたフォーマットに記入例を付けて事前課題に出すと、皆さんいろいろなことを書いてきます。
自分で考えていないことは書けないので、自分の頭にあることを書いてくれるわけです。
そうすると、参加者・受講者の皆さんがどんな問題意識を持っているかが事前につかめて便利です。
5.新たな思考フレームワーク(枠組み)については、別の機会にお話しますが、弊社では、
中期経営計画作成や新規事業の事業計画書を作成する際に使用するワークシート集(テンプレート集)
を下記の通り公開しています。
必要がある方は、どうぞお申し込み頂き、ダウンロードしてお使いください。