理念の浸透に効果的な方法の一つに、経営者それも創業経営者の体験談があります。

もともと理念は、創業経営者が後進のために、戒めとして作ったものが多く、
そこで述べられている言葉は、経営者自身の信念や経験、反省が込められています。

理念の言葉は、「お客様の満足を第一に」とか、「誠実を旨とし」等一般的、抽象的な
表現が多いですが、そこに込められた想いには、特別なものがあるわけです。

ただ、言葉だけを取ってみると一般的なもののため、この制定者の体験や想いを
知らない人たちにとっては、なんとなくふつうのことを言っているような印象を持つわけです。

ですので、理念の言葉に経営者の体験を紐づけて紹介、解説できると、
その言葉の奥深さがよく伝わってきて、印象に残ります。

下記の事例は、松下幸之助さんの「水道哲学」についてのエピソードです。

松下幸之助さんの思索過程が良くわかりますよね。
わざわざこの日を創業記念日としたということは、幸之助さんが「天命を得た日」という
ことなのでしょう。