そろそろ3月決算の会社の新年度業績見込みと中計が発表され始めたので、
手始めに私のいた自動車業界から始めてみます。

下表に2020年6月1日時点での日系自動車メーカー各社の2019年度決算と2020年度見込み
及び中期経営計画についての扱いについてまとめてみました。

2019年度決算については、トヨタが微減、日産、三菱、スズキが2桁前後の落ち込みと
なりました。

日産は当期利益の大幅なマイナスが報じられていますが、営業利益は若干のマイナス程度です。
リストラ費用の積み増しが大きかったですね。

2020年度についてみると、見込みを発表したのが唯一トヨタのみとなりました。
新型コロナウイルスショックからの中国市場の立ち直りが早かったのと
傘下の部品メーカーを落ち着かせるために、見込み公表に踏み切ったようです。

なお、中計については、もともと発表していないトヨタ等がありますが、
こんな状況下でも日産は構造改革と称して2023年度までの中計を発表しました。
ただし、三菱自動車は、まだ中計を発表していません。
マツダは、昨年度中に発表した2020~2024年度5ヶ年中計があり、そのままとなっています。
スズキは、2020年3月期に前中計が終了し、本来であれば新中計を発表するところでしたが、
2020年度業績見通しも出せない中、新中計の発表を見送りました。

中計は、株式公開企業に対してコーポレートガバナンスコードで発表を求められているため、
本来は必要ですが、コロナショックで発表できなくなっています。

こうしたことは、リーマンショック時や東日本大震災後にもあり、その当時と類似した対応と
思われます。

各社の対応を比較すると、スズキの対応がもっともノーマルであるかと思います。