「明元素(めいげんそ)言葉」と「暗病反(あんびょうたん)ことば」というのが
あります。
20年ほど前に流行った言葉で、ヒューマンウェア研究所の清水英雄さんという方
が発案され、広まっていました。

明元素とは、文字通り明るく元気で素直な言葉という意味です。
一方、暗病反とは、暗くて病的で否定的な言葉という意味です。

我々は、日々何気ない機会にこうした言葉を自身の気分・気持ちを表す言葉として
使っています。

それはそれでいいのですが、やっかいなのは、その言葉を周りの人が聞くと
その言葉の雰囲気に影響されるということがあります。

例えば、課長が朝一で「あぁ、やんなっちゃったな。今日は朝からついてない」
というような言葉を課員の前で発すると、課員の人たちも「やんなっちゃった」
気分になります。

人間には共感共鳴作用がありますから、他の人の気分や気持ちに共感するわけです。
それがいい方ならいいのですが、悪い方に共鳴してしまうと、積極的な行動が
引き出されなくなってしまいます。

このため、私は、ワークショップ等を受けてもらう人たちに、暗病反言葉を
使わないようにしてもらっています。

そうすると、グループ討議などの生産性が上がります。
また、ポジティブな意見が多く出るようになります。
さらに良いことに、暗病反言葉を使わないようにしていると、
一日の疲労感が3割程度少なくて済むように感じられます。

簡単なことですが、この暗病反言葉封じを行うと、かなり効果がありますので、
皆さんも職場などで試してみてください。

まずは、自分から始めて、効果が確認出来たら、
職場の皆にも促しましょう。
そうして職場の雰囲気が変えられることを実感してもらえたらと思います。